アメリカ内陸部ドライブ旅行記

6/10(月)

記        事 写  真
出発

 午前4時半起床。6時チェックアウト。モアブのマクドナルドでいつものようにパンケーキの朝食。アーチーズ国立公園を目指す。この日はアーチーズ国立公園ではもっともスリリングで景色の変化に富んだトレイルを歩くのだ。とにかく日中は暑いので、なるべく朝早くの涼しい時間帯から歩き始めたい。
 アーチーズ国立公園内の道路の終点まで行く。終点はDevils Gardenと呼ばれPrimitive Trailなどの出発点となっている。2000年10月訪問時と同じ時間帯に歩く。歩くトレイルも同じだ。一周8Kmのトレイルだ。
Landscape Arch

 ランドスケープ・アーチは橋の長さ93m。トレイル出発点から1.3Kmのところにある。右の写真辺りがアーチにもっとも接近できる撮影ポイントだと思う。昔はもっと近くまで行けたらしい。現在は近くまで行くトレイルは閉鎖されている。1991年長さ18m、幅3m、厚さ1mに亘ってアーチの下部が崩れ落ちたらしい。
高所恐怖症

 私は軽い高所恐怖症だと思う。このトレイルでは右のような尾根伝いも歩かなければならない。右側はおよそ50m、左側はおよそ10mの崖だ。幅は1〜2m。およそ50mこの上を歩かなければならない。トレイルは岩で少しデコボコ。またトレイルには細い割れ目みたいなのがあり、これを飛び越えなければならない。幸いこのときは風も強くなかったので何とかクリアできた。
 この辺りを歩いているとき埼玉から来られたという日本人カップルの方と一緒に少し話をしながら歩いた。お名前は伺いませんでしたが、もし、この拙文をご覧になられたらメールでも頂けるととても嬉しいです。
Double O Arch

 トレイル出発点から3.4Kmのところにある。このアーチも好きなアーチのひとつだ。トレイルはこのアーチの向こう側。向こう側からこのアーチを撮影しても余り面白みが無い。下のアーチをくぐり抜け、少し急な傾いた岩場を滑り落ちないようにしながら慎重に、撮影ポイントまで行く。ここからだと青い空、背後の景色がきれいに撮影できるのだ。埼玉のご夫婦はここまでは来られていなかったな〜。
思いでの最難関箇所

 Primitive TrailはDifficultなTrailということで標識にも警告が出されていた。滑らない靴が必須なのだ。写真の箇所はその最難関の箇所だと思う。2000年10月訪問時はスニーカーで歩いてきて、ここで泣かされた。滑って通過できないのだ。引き返すにも再び5Km位歩かなければならない。そのときは裸足になり、屈強な外人男性の助けを借りて何とか通過できた。写真で見れば大したことなさそうだが、左側は10m近い高さの崖。真ん中の通路は幅20cmくらい。この区間がおよそ3m続く。今回は滑らないトレッキング・シューズでやってきた。確かに滑らないのだが、足場が30度位谷川に傾いている。思わず谷川に誘導されそうになってしまう。今回は誰も助けてくれそうな人はいない。腰を低くして、山側に少し身体を傾けて慎重に歩く。成功! でも怖かったな〜。谷に落ちたら多分大怪我だったろうな〜。
サボテン

 Primitive Trailの終盤は砂地を歩くことになる。これは疲れる。サボテンが密集していた。前回歩いたときも撮影したと思いながら、また同じような場所でサボテンを撮影。
 このPrimitive Trailはとても楽しいハイキング・コースだと思う。とにかく見所が多く、スリルもあり、景色の変化が多い。トレイルを自分なりに整理すると以下のようになろうか・・・。

出発点からの距離 見  所 ト レ イ ル
1.3Km ランドスケープ・アーチ とても歩きやすい楽なトレイル
3.4Km Double O Arch 少しきつくなる。途中小さな寄り道をして色々なアーチを楽しめる。尾根伝いのスリル遠くまで見渡せる雄大な景色
5Km Dark Angel トレイル自体は平凡
5Km 最難関箇所 最難関箇所前後は岩場を歩くとてもスリリングなトレイル。高く上空にそそりたつ垂直の壁に圧倒される。コースも間違いやすい。
6Km 特になし 砂地遠くの景色が雄大先ほど通過した岩場を振り返りながら疲れを感じると同時に満足感が湧いてくる。
7Km 特になし ランドスケープ・アーチ近くのトレイルに戻り最初歩いてきたところを戻る。
Delicate Arch Viewpoint

 ここには2つのトレイルがある。昨日はよりアーチに接近しようとして少しきつめのトレイルを歩いた。この日はもうひとつのトレイルを確かめてみようと思い再び立ち寄った。もうひとつのトレイルは車椅子も通行可能な平坦な短いトレイル。そこからの展望は右の写真程度。これでも6倍ズームにしている。やはり楽していてはなかなか感動的な光景は見ることができないみたいだ。
The Windows Section

 ここも見所の多いところだ。North Window、South Window、少し歩けばこれを同時に眺めて眼鏡のように見える。Turret Arch。この日はアーチの上に人が登っていた。右の写真、橋の上の人物1名と下の複数の人物分かるだろうか。人物像と較べるととても巨大なアーチだということが理解できると思う。と言ってもTurret Archはアーチーズ国立公園内ではひときわ大きなアーチというほどでもないと思うけど・・・。
 他に有名なダブル・アーチもある。これらのアーチのすぐ側まで行くとその巨大さが実感できると思う。自然のすごさを見せつけられる思いだ。
UT−313

 アーチーズ国立公園からUS−191UT−313経由でキャニオンランズ国立公園 Island in The Sky地区を目指す。US−191からUT−313に入る場合は気をつけなければならない。US−191はとても速度を出しやすい。UT−313との交差点は平らな平面上にあり、速度を上げすぎると通り過ぎてしまう可能性が高そうだ。カーナビ装着車ならば、まず通り過ぎることはないと思うが、無ければとても見逃しやすい。
 UT−313に入るとぐんぐん標高の高いところまで上って行く。景色も絶壁に挟まれた道路から岩の多い高原の景色へと変わって行く。途中景色を楽しむための休憩所が数カ所ある。
キャニオンランズ国立公園 Island in The Sky地区

 公園域に入ってすぐにビジターセンターがある。ここの駐車場とても狭い。シーズン中の祝祭日のときなど駐車できない車が続出するのではなかろうか。ビジターセンターで情報を仕入れる。いくつかのトレイルを薦めてくれた。
 ビジターセンターを出て道路を横切ると小さなトレイルがある。ここからの景色もなかなかのものだと思う。遠くに標高3900mのラサール山地を見ながらコロラド川が作り出した雄大な渓谷が広がる。崖っぷちに行き、遙か下の方を見ると4輪駆動車のみ走ることができる道路が見える。少し悔しいという気持ちがあるためか、少し興ざめな道路にも思える。
 キャニオンランズ国立公園はよくグランドキャニオン国立公園と比較される。グランドキャニオンほど峡谷は深くはなく平面的な感じがするが、何か落ち着いた大人の雰囲気を感じる。雄大さという点ではキャニオンランズ国立公園の方が優っているかもしれない。またハイキングやオフロードを楽しみたいという人にとっても、こちらの方が充実しているような気がする。
Mesa Arch Trail

 一周1km程度の楽なトレイルだ。写真のようなアーチを見に行く。アーチーズ国立公園などのアーチと較べると遙かに小さいが、結構絵になりそうな構図も可能みたいだ。
Upheaval Dome Trail

 帰国後分かったのだが6000万年前に隕石の衝突でできたくぼみらしい。余りにも大きすぎてクレーターだったとは全く気づかなかった。上空から見るとこんなふうに見えるらしい。トレイルは2つに分かれている。上に行くと標高1756mの展望台だ。下に行くと、このクレーターの周りを周回することになる。周回はしなかったが、途中まで歩き引き返した。
Grand View Point

 コロラド川とグリーン川が作り出した雄大な景色を高い位置から展望できる。しかしながら展望台からは川の流れを見ることはできない。川を見ようと思えばここから出ているトレイルを歩かなければならない。往復1マイル程度の殆ど平坦なトレイルだ。 
 トレイルの先端の岩の上に少年がいた。高所恐怖症の私には行けないところだ。その少年しばらく、静かに周りの景色を楽しんでいたが、しばらくすると飽きてきたのか、遊び始めた。近くの石ころを探してきて、上から石ころを落としている。多分、あの垂直に切り立った崖の上からだと100m以上は落下していただろう。静寂の世界で、落とされた石が岩にぶっつかる衝撃音さえ聞こえない。
 この素晴らしい景色を眺めながら持参してきたおにぎりを食べた。う〜ん、最高に美味しかった。やっぱり日本人だとハイキングにはおにぎりが最高!
デッドホースポイント州立公園

 キャニオンランズ国立公園内では一般旅行者はコロラド川とかグリーン川を直接眺めることは殆どできない。見ようと思えば、長いトレイルを歩くか、4輪駆動車で谷底を走り回らなければならない。この雄大なキャニオンランズの景色を形作るのに大きく影響した2つの川を眺めることができないなんて・・・、とも思う。
 Island in The Sky地区の北東にほぼ隣接する小さなデッドホースポイント州立公園でコロラド川を直接眺めることができる。ここは州立公園で7ドルの入園料を徴収される。眼下にコロラド川が大きく蛇行する様子を眺めることができる。コロラド川は抹茶アイスのような濁った薄緑色だった。小さなトレイルを歩き色々な景色を楽しむ。崖、ビュートなどに距離的に近いためキャニオンランズ国立公園よりも迫力ある景色を楽しめる。小さな公園で見物といえば、コロラド川の蛇行の様子と周辺の崖くらいなので1時間もいると見飽きてしまう。
あの青いのは?

 キャニオンランズ国立公園からも一般旅行者がコロラド川を眺めることのできる場所もある。Buck Canyon展望台からの眺めだ。肉眼では殆ど見えない。高倍率の双眼鏡でデッドホースポイント州立公園方面を見ると微かにライトブルーの水らしいものが見える。これはコロラド川ではない、もう少し奥のかすかな緑色の部分がコロラド川だ。双眼鏡で覗いていたとき、このライトブルーのものは何だろうと気がかりだった。デッドホースポイント州立公園でかなり大きくライトブルーのものを見ることができる。何か貯水池で濾過しているような感じにも見えるが実体は分からない。もし、このブルーなのが何か分かる方いらっしゃたらお教え下さいね
このブルーの得体の知れないところ付近にはボートデックもある。ここはコロラド川のラフティングの出発点でもあるらしい。そこへはデッドホースポイント州立公園から直接は行けない。モアブの街からUT−279経由で行くのだ。
I−70E

 US−191を北上しI−70Eに入りコロラド国定公園に向かう。この日は朝モアブの街のマクドナルドでのパンケーキの朝食、キャニオンランズ国立公園でのおにぎり弁当しか食べていない。さすがにお腹が空いた。I−50E沿いにはファーストフードの看板は見つからない。仕方がないので給油時にパンとコーラを購入してドライブしながら空腹を満たす。ホント、旅行中は食生活は実に質素なのだ。栄養失調になるのではと我ながら心配する。
 I−70EでFruitaの街を目指す。大平原の中を真っ直ぐに進む。人家らしきものは殆ど見当たらない。人の気配を感じないのだ。
Fruitaのモーテル

 I−70Eを下り、コロラド国定公園に向かう。もう午後7時半と遅くビジターセンターも閉鎖されパークマップも入手できない。事前にコロラド国定公園については殆ど調べていなかったのでパークマップが無いと身動きできない。Fruitaの街に引き返す。宿泊先を探さなければ・・・、モーテルが見つからない。Fruitaの街は一方通行が多く探しにくい。こういうとき、カーナビがあれば便利だ。カーナビに近くの宿泊先を探させるのだ。一方通行が多くI−50を経由して再びFruitaの街に戻るという経路だったが、何とかモーテルに到達できた。Balanced Rock MOTEL 49.75ドルだった。喫煙室は2階のみという。迷わず1階の部屋を依頼。禁煙室の方が何かと得なのだ。喫煙室だと清掃料として余分なチャージがかかることもある。それに大抵、喫煙室は2階とか隅っこにある。

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